文化功労者であり、型絵染の人間国宝、伝統的な型染に創作を加え型絵染を確立した染色家・芹沢銈介氏の染色作品を展示しています。静岡市生まれで、静岡市名誉市民でもあり、日本の代表的な工芸家として内外から高く評価されています。
明解で親しみやすい作風で、着物、帯、のれん、壁掛、屏風、額絵、絵本、ガラス絵、書、家具など、多岐にわたる作品約800点が収蔵されています。
アジアを始め世界各国の民具や民俗工芸品の「蒐集」でも知られ、芹沢氏が集めた世界の工芸品約4500点を収蔵。
「アジア」の家具や民画、漆器や仏画、民族衣装、絞染の衣装、「インド」の木綿地絞り染め被衣、「アフリカ」の仮面や木工品、「中南米」の土偶や土器など工芸品コレクションを順次公開しています。
登呂遺跡公園の中に立地し、年3回の企画展を開催しています。また登呂遺跡博物館の裏には東京から移築した「芹沢銈介の家」があり、毎週日曜日、祝日に公開しています。