駿府城跡の駿府城公園にある「紅葉山庭園・茶室」。駿河の国の名勝を織り込んだ四季折々の4つの庭で構成された日本庭園と、茶室を備えています。
四阿周辺の「里の庭」は牡丹、飛び石で巡る梅林、八つ橋周辺の花菖蒲と、色鮮やかに、可憐に咲き誇る花の園です。
「海の庭」は、箱根越えの石畳を思い出させる玉石の延段と、伊豆の代表的な風景を池の石組みで表現した荒磯周辺、伸びやかで悠々とした州浜が広がる松原周辺です。
「山里の庭」は、茶畑に見立てたサツキの畝と芝に囲まれた駿河の国の象徴・富士山と、穏やかな安倍川の流れを表現しています。
「山の庭」はツタのからまる樹木が茂る山間の小径と、爽快な滝があります。
また、数寄屋造りの茶室は利用・見学でき、庭園に面した立礼席では、静岡の茶園で栽培した煎茶や抹茶、玉露を楽しめます。