1957年創業の屋台から続く「青葉おでん街」内にある、おでんの老舗。カウンターに10人ぐらい座ると満席の小さな店で、おでん鍋を囲む屋台の雰囲気が残ります。
真っ黒のダシは、牛すじからとっただし汁に濃い口醤油で味付けしただし汁を、創業以来、毎日つぎ足しながら使っている伝統の味。
今では水を足して具を煮込むだけ、50年以上も煮込まれたダシに具の旨味が凝縮されています。
駿河湾で獲れた新鮮な鰯やサバを使って作る「黒はんぺん」、さつま揚げ、スジ、ナルト、糸コン、じゃが芋、大根、牛すじ、卵など、
主人が時間をかけ、ていねいに仕込んだおでんダネは、じっくり煮込まれ、たっぷり旨みがしみこんでいます。
見た目はくどそうですが、意外とあっさりしていて、旨味は濃厚。1つずつ串に刺さったおでんを皿にのせ、青海苔とサバ節、イワシの煮干しをミックスした粉「だし粉」をかけます。
焼酎と静岡茶を割る静岡割りは定番。自家製の漬物など、家庭の味もサラリーマンらに人気です。