丸子橋のたもとにあるかやぶき屋根が趣深い店。1596年創業の老舗で、歌川広重の「東海道五十三次」に描かれた「名ぶつ とろろ汁」の看板を掲げた茶店の題材となりました。
東海道五十三次の宿場である鞠子宿として栄え、旅人にふるまわれてきた名物「とろろ汁」中心に自然薯料理・とろろづくしの料理がそろいます。
昔から旅人にふるまってきた「とろろ汁」は現在、土からこだわった栽培方法により育てられた自然薯と、半年間発酵させた自家製の白味噌、香り高い鰹節を使用した風味豊かな鰹ダシの味噌汁、上質の玉子によって作られます。
松尾芭蕉や十返舎一九、歌川広重にも愛された伝統の味を楽しめます。
大広間には歌川広重の「東海道五十三次」の全作品(複製)が飾られています。店内には歌川広重、松尾芭蕉にまつわる版画などが展示された歴史資料館もあり、本物も短い期間のローテーションで展示されています。