富士山山頂にある幽宮とも呼ばれる直径900m、深さ200m以上の旧噴火口。「お鉢(はち)」とも呼ばれています。その深さは8合目まで達しています。
過去数100回もの激しい噴火をくりかえし、約2200年前に起きた大噴火を最後に噴火をしなくなっています。
火口の周りを一周するお鉢巡りは有名です。お鉢巡りの際、目印とされる箇所(久須志神社・虎岩・銀明水・富士山本宮浅間大社奥宮・雷岩・シャカの割れ石・金明水など)があります。一周するのに標準で約1時間30分かかります。
お鉢巡りルートの大半は傾斜が緩いのですが、標高が3700m以上であるため空気が薄く、高山病にかかりいやすいので深呼吸を怠らないなど注意が必要です。お鉢巡りは、時計回りに1周するのが本来の習わしとされています。