浜松市は餃子専門店が約80軒あり、餃子をメニューとして出す飲食店を含めると300軒以上あり、人口あたりのギョーザ店の数が日本一です。一世帯当たりの餃子の年間消費量は宇都宮市と並ぶ「餃子の街」です。
浜松餃子は、少し小振りで薄めの皮(地域差があり、北・東方面へ行くに従い大きく厚くなります)に、キャベツをたっぷりと使った具を包んで、かりっと焼き上げた、
豚肉のコクと、キャベツを中心に野菜の甘味があり、あっさりとした特色で、薄い塩味で軽く茹でたモヤシを添える独特のスタイルを持っています。
丸いお皿の上に丸く形とられた餃子、その中心にある「もやし」。戦後、焼き餃子は屋台で売られており、フライパンで円型に並べて焼いた結果、そのまま商品となりました。
餃子のタレは、自分のお店の餃子に合った甘めだったり、酸っぱめだったり、オリジナルのタレを持っています。ラー油(一味)もオリジナルが多いです。
また、元来浜松人は外食を好まず、家庭で餃子を食べたので、何処の町内でも持ち帰りの出来る餃子店が大概2、3店はあります。