由比の中心地に位置する、歴史的な門構えを見せている公園。江戸時代に参勤交代の際に大名が宿泊した「本陣」の跡地に、正門、石垣などを配置し、当時の面影を残しています。
江戸時代、由比宿には本陣1軒と脇本陣1軒、旅篭屋が32軒あり、相当な賑わいを見せていたと伝えられています。表門、石垣、木塀、馬の水飲み場などは当時のたたずまいを彷彿させ、生活文化を知る貴重な体験ゾーンとなっています。
また、園内の「御幸亭」は明治天皇がご小休された離れ座敷で、由比本陣記念館として復元されました。茶室「結仁斎」や水屋などを備えた伝統的な和風建築で、憩いの場としてくつろぐことができます。北側の庭は、小堀遠州作といわれています。
由比宿交流館は、由比の歴史に触れたり、観光情報の発信、地域のふれあいの場として利用できる施設です。
東海道広重美術館では、歌川広重の描いた作品を中心に約1400点の浮世絵を収蔵し、月替わりで展示しています。