昭和25年創業、JR清水駅前にある老舗。清水名物『モツのカレー煮込み』発祥のやきとり専門店です。
初代・故杉本金重さんが満州でおぼえたカレーを使い、名古屋の土手煮をヒントに考案。味噌味だと夏場に少し売れ行きが落ちてしまうので、1年中人気でどの世代にも愛されるカレー味にしたのが始まりだそうです。
屋台で販売するうち評判となり、昭和30年~40年代にじわりじわりと広まり、今ではモツカレーは「酒のつまみ」として清水の居酒屋定番メニューとなっています。
金の字のもつ煮は竹串に刺したモツをカレーに入れて煮込みます。この串を1日に200本作るそうですが、早い時には17時に開店して、30分ほどで亡くなってしまう日もあるほどの人気です。
香辛料の旨味たっぷりの、甘みの少ない自家製カレーと、とても柔らかいモツは一度食べればやみつきになる味わいです。赤星ラガーなどビールとも相性抜群!
焼鳥は冷凍物は一切使わず、全て厳選された国内産の新鮮な肉を使用して、すべて手作りの徹底ぶり。丁寧に一本ずつ串に刺しています。
お店が名づけた人気の「あか焼」「しろ焼」。「あか」は脾臓で、歯ごたえがあり、コクのある部位です。「しろ」はミノで、独特の歯ごたえと噛むほどに旨さがあふれてきます。
一人でも気軽に入れるアットホームな雰囲気の店内。ショーケースにズラリとネタが並び、その中から自分の好みでチョイスできます。
ただし人気店で売り切れも早いので、開店すぐに行くのがベスト。もつカレー煮込はテイクアウトもできます。