757年(天平宝字元年)箱根神社を開いた万巻上人が調伏した龍を奉る神社「九頭龍神社 本宮」。龍神様は水を司る神です。
その昔、人民に被害を与えていた毒龍に対し、萬巻上人が湖中に石壇を築いて調伏の祈祷を行ったところ、毒龍 は形を改め、寳珠并に錫杖を捧げて帰依し、龍神となりました。
芦ノ湖の九頭龍伝説を今に伝える龍神信仰の聖地であり、この伝説を今に再現する龍神湖水の神事 まつりが毎年6月13日の例祭に、また毎月13日の月次祭に崇敬者が参集して厳かに斎行されています。神事では神主がお米、お酒、するめ、玉子を湖に投じて龍神様に捧げます。
今では、多くの人々に開運隆盛はもとより金運守護、商売繁盛、縁結びにご利益がある龍神様として奉られています。最近では良縁祈願で女性に人気のあるスポットです。
九頭龍神社周辺は湧き水が溢れており、澄んだ空気に囲まれています。森に囲まれた神社の前の湖上では朱色の鳥居が佇む、洗練された空間です。
分社(九頭龍神社新宮)が箱根神社の境内にあります。そこでは霊水があり、汲む事ができます。