箱根元宮は、箱根神社の奥宮です。神体山、霊峰神山を臨む拝殿で、古代祭祀(山岳信仰)が行われた、ご神体山である駒ヶ岳(1357メートル)の頂上に鎮座されています。
山伏が道なき道をひたすら登るという難行苦行が繰り返されました。山頂は高地のため木々は無く広い草原の中に、元宮だけが鎮座しています。現在立つ社は1964年(昭和39年)に再建されたものです。
鳥居脇には白馬に乗った神が降りたったという降神伝説の残る馬降石[ばこうせき]があります。毎年10月24日は燧火(きりび)神事、御神火祭、例祭が斎行されます。
山頂からの景色は素晴らしく、天気が良ければ南には芦ノ湖全部が見渡せ、東は相模方面、西には富士山が間近に見られます。