箱根で最も古い温泉場の箱根湯本、早川にかかる昭和8年竣工の旭橋(土木遺産)のたもとに建つ日帰り温泉施設「箱根湯本温泉 早雲 足洗いの湯 和泉」。戦国時代、北条氏の初代・早雲が足を清めたと言い伝えられています。
7つの源泉を持つ和泉では、すべての湯船だけでなく、シャワーにも源泉より湧出する天然の温泉が使われています。「権現の湯」、「早雲の湯」の2つの湯ゾーンがあり、男女曜日別に異なる湯船を楽しめます。
「権現の湯」(殿方利用日 月・水・金、御婦人利用 日木・土・日・祝日)
内湯の源泉は、女性の方に喜ばれている、弱アルカリ性(PH9.6)の美肌の湯。肌がつるつるになりばかりか、術後の傷の直りがとても早いと言われています。総ひのきの露天風呂やジャグジー付きのバイブラ湯があります。
「早雲の湯」(殿方利用日 木・土・日・祝日、御婦人利用日 月・水・金)
箱根温泉発祥の源泉(惣湯)を主に使用した内湯「古来湯」、打たせ湯と足温浴を組み合わせた「足洗の湯」、所有する7つの源泉すべてを合わせた露天風呂「合わせ湯」、穴に溜まった水蒸気が気管を楽にする洞窟風呂「つづみの湯」と4つのバリエーションが楽しめます。
畳の広間はないのですが、リクライニングチェアが並んだ休憩室を無料で利用できます。また6帖間・8帖間(定員3名)の個室が1時間から利用できます(1部屋・1時間 1050円)。タイル風呂、ひのき風呂付の10帖間の個室もあります。
建物のすぐ脇まで山が迫っていて、館内ロビーは岩肌むき出しの岩盤がそのままの壁になっています。玄関側には奥行き56メートルある明治時代の横穴式源泉跡が残されています(内部は立ち入り不可)。
【泉質】アルカリ性単純温泉、弱食塩泉、ナトリウム・マグネシウム(カルシウム)-塩化物泉