大正8年(1919年)に開通した国内唯一の本格的山岳鉄道です。箱根湯本と強羅間の8.9kmを約40分で走ります。鉄道では日本一の80パーミル(1000分の80)の急勾配を登ることで有名。
急斜面は進行方向を変えながらジクザクに車輪の力だけで登っていくスイッチバック方式を採用しています。自然の景観をそこねることのないように、13ヶ所、延べ2kmにおよぶトンネルや、26ヶ所の鉄橋を設けて敷設されています。
あじさいの咲く時期は“あじさい電車”の愛称で親しまれています。6月中旬頃から鉄道沿線のあじさいが開花の時期を迎えます。各地点での標高とともにあじさいの見ごろも変わっていきます。