開湯は奈良時代の天平10年(738年)に釈浄定坊が発見した「惣湯」。江戸時代は五街道の一つ東海道に沿った温泉として繁栄、「箱根七湯」として知られました。現在は「箱根十七湯」または「箱根二十湯」と称され効能もさまざまです。東京から1時間足らずの日帰りでも楽しめる日本屈指の温泉地で、源泉の数や湧出量とも豊富。宿泊施設は小さな宿からリゾートホテルまであり、宿の数日本一。多様な観光施設とイベントもあります。
年間約2000万人の観光客が訪れる日本屈指の観光地「箱根」。迫力ある白煙たちこめる大涌谷、旧街道の杉並木、手作り体験もできるガラスの森美術館、自然とアートが調和する彫刻の森美術館、ポーラ美術館、箱根ラリック美術館など仙石原に点在する美術館や、水着で楽しむ温泉テーマパーク「箱根小涌園ユネッサン」といった多様な観光名所があります。
桜・つつじ・ススキ・紅葉など四季を彩る風景も美しく、芦ノ湖や季節によって彩りが変わる山々、花々など、自然に囲まれた景色、すすき草原などの草木、雄大な富士山が眺められます。正月の箱根駅伝を始め、大文字焼きや芦ノ湖夏まつりウィークの花火、大名行列などのイベントも多彩。
その名の通り、山々に囲まれた箱のような地形をしている箱根。箱根山の40万年前からの火山活動によりカルデラと中央火口丘、二重の外輪山、内側には堰止湖の芦ノ湖が形成されした。豊富な温泉を生んだきっかけにもなっていて、現在でも大涌谷などで噴煙や硫黄などの火山活動が見られます。
昔から各所で温泉が涌き出ていましたが、箱根温泉の開湯は奈良時代の天平10年(738年)で釈浄定坊が発見した「惣湯」。湯治場として人々に広く知られるようになったのは江戸時代以降のことです。
五街道の一つ東海道に沿った温泉として繁栄し、湯本・塔之沢・堂ケ島・宮ノ下・底倉・木賀・芦之湯の七つの温泉場が開け、「箱根七湯」として知られました。徳川家光、徳川綱吉の時代には、将軍への献上湯も度々行われていました。
明治になると十二湯となり、昭和には十七湯、そして現在では「箱根二十湯」に増えた温泉場。効能もさまざまです。東京から1時間足らずの日帰りでも楽しめる日本屈指の温泉地で、源泉の数や湧出量とも豊富。宿泊施設は小さな宿からリゾートホテルまであり、宿の数日本一。
箱根七湯は、湯本、塔之沢、堂ヶ島、宮ノ下、底倉、木賀、芦之湯。姥子を合わせて箱根八湯。大平台、小涌谷、二ノ平、強羅、宮城野、仙石原、湯ノ花沢、芦ノ湖、蛸川の9つの温泉を合わせて「箱根十七湯」。さらに早雲山、大涌谷、湖尻の3か所を加えて「箱根二十湯」となっています。
紅葉の渓谷を渡る登山電車、富士山を見ながら山を登るロープウェイ、湖を周る遊覧船など、大自然の景色を楽しみながら乗り物での移動も箱根の魅力です。