多くの芸術家や文人たちが保養に訪れてきた温泉街に建つ、平松礼二の作品や湯河原にゆかりのある作品を展示している美術館。老舗旅館を改装した赤レンガ造りの建物です。
旅館だった時からある日本庭園は、自然の山々に囲まれ、桜、新緑、紅葉など四季折々の景色を楽しめます。また、庭園の池では、平松礼二がフランスのモネ財団から譲られた貴重な「モネの睡蓮の株」を育成しています。
コレクションは常設館で湯河原にアトリエを構えた日本画の大家・竹内栖鳳や洋画の安井曾太郎をはじめ、美人画の伊東深水や水彩画家の三宅克己など「湯河原」になじみのある作品を中心に、約200点の作品を収蔵。
平松礼二の作品を展示する「平松礼二館」、収蔵品を中心とした「常設館」でそれぞれ常時20点ほどを展示しています。