昭和14年の創業、奥湯河原の山峡にたたずむ閑静な温泉旅館「四季に彩られる源泉の宿 奥湯河原温泉 加満田」。小林秀雄・水上勉をはじめとする多くの文人墨客に愛された、当時の風情を今にとどめる純和風旅館です。
客室は全13室で、全ての客室に源泉掛け流しの内湯があります。各部屋にそれぞれの趣があり、一つとして同じタイプの部屋はありません。
5000坪の敷地内にある2本の自家源泉より汲み上げる温泉の泉質は、カルシウム―硫酸塩泉pH7.5で、神経痛、筋肉痛をはじめとする一般的温泉適応症に加え、切り傷、やけど、慢性皮膚病等、特に肌に良いです。館内の浴槽はもちろん、洗面の蛇口にいたるまですべて温泉です。循環ろ過、消毒を一切しない本物の温泉を心ゆくまで楽しめます。
2つある大浴場は午前と午後で男女入替制で、いずれも大きな窓を持つ展望風呂となっています。無料で利用できる2つの貸切露天風呂からは奥湯河原の緑濃き稜線や四季の花々、故山水の石組みなど、壮大さと繊細さが織り成す自然の妙を、晴れた夜には満天の星空を鑑賞できます。
食事は季節に応じた月替わりの料理を、朝夕ともに部屋で味わえます。夕食は地元の新鮮な魚介類と旬の野菜をたっぷり使った夕膳と自家栽培の野菜や山菜、朝食は真鶴産の干物、小田原のかまぼこ、わさび漬け等、ゆっくりと堪能できます。