浜松市の遠州灘に望む海岸沿いに広がる、天竜川によって上流から運ばれた砂が形成した東西4kmの砂丘です。
冬は「遠州のからっ風」と呼ばれる北西の強い季節風が吹き、砂丘に美しい「風紋」を作ります。起伏が少ないため繊細な風紋がはるままで見渡せ、緻密でいてやわらかな連続する曲線は、大自然が作り出した芸術といえます。
水平線に沈む「夕陽」も美しく、1月1日には初日の出を見るために訪れる人も多い。映画やテレビ、写真撮影、映画やプロモーションビデオなどのロケ地によく利用されています。
毎年5月に行われる「浜松まつり」の会場としても知られ、日本一と言われる勇ましい凧上げ合戦の見物に、大勢の観光客が押し寄せます。
毎年、春から夏にかけてアカウミガメが産卵のため数多く砂浜に上陸してきます。現在は保護のため、産んだ卵を囲いに入れ、孵化したら放流する活動が行われています。