1300年の歴史をもつ遠州の古刹、高野山真言宗の寺院「龍宮山 岩水寺」。725年(神亀2年)に行基によって開創されたといわれ、当時の御本尊である薬師如来は行基が刻んだとされています。征夷大将軍坂上田村麻呂公由縁の寺院。
厄除子安地蔵菩薩(木造地蔵菩薩立像、鎌倉時代、国の重要文化財)は天竜川の龍神の化身であり、子を産んだ女性である事から、家をまもるは岩水寺と呼ばれ、安産、子授け、宮参り(龍之宮参り)、家内安全、厄除けに功徳があるといわれ、年間数十万人の参拝者が訪れます。また水子供養や人形供養も行っています。
「春は岩水寺から」といわれ、シダレザクラ、ソメイヨシノなど約600本の桜があり、遠州きっての桜の名所として知られています。毎年2月第3日曜日には開運厄除大祭である星祭が行われ、賑わいを見せます。