地元二俣町で生まれ、インドの風土を描き続けた、文化勲章受章者でもある日本画家「秋野不矩」の作品を展示する美術館。
日本画に西洋の様式を取り入れ、インド各地にも創作の場を広げて活躍した作品を鑑賞できます。
館内では靴を脱ぎ、足元には籐ゴザが敷かれ、座ったり自由なスタイルで楽しめます。展示室は漆喰が塗られた白い内壁が、作品を引き立たせています。
緑に囲まれた丘の上に位置し、天竜杉や漆喰を使い、自然をキーワードにした美術館らしくない外観も必見。屋根は長野県諏訪産の鉄平石で葺かれ、外壁はワラと土を混入した着色モルタルと天竜の杉材の板で覆われています。雨どいはヒノキとサワラの半丸太をくりぬいた木製で、雨の降る日には、雨どいから、雨が滝のように流れ落ちます。