慶長6年(1601)徳川家康によって創設された関所で、東海道の脇街道である姫街道の気賀宿の入り口に設置され、姫街道を通行する旅人を取り締まる重要なチェックポイントとなっていました。
現在の建物は平成2年に江戸時代の文献などを参考に復元されたものです。冠木門、本番所などから、当時の関所には珍しかった牢屋まで忠実に再現していて、実際に牢屋に入ってみることもできます。
本番所や向番所には等身大の関守等の人形が置かれており、往時の様子を再現しています。展示棟である姫様館では、江戸期の駕籠や手形などの資料が展示されています。
10月には「関所祭り」が行われ、江戸時代の仮装をした人々や観光客で賑わいます。