726年に聖武天皇の勅願寺として開かれたという静岡県下最古の名刹の一つ。1632年に建てられた本堂の天井には、法橋関中(ほっきょうかんちゅう)が描いた花鳥図が配されています。
宝物殿にはヒノキの一木造りで仕上げられた、国指定文化財の波切不動明王像(鎌倉時代)と千手観音立像(平安時代)、県指定文化財の阿弥陀如来像(平安時代)の三尊が並んでいます。
静岡県で最も古い鎌倉時代前期に造られた庭は平安時代の様式を色濃く残している池泉観賞・回遊式蓬莱庭園。出島や鶴島をもち、力強い石組と、築山のなだらかな曲線の対比が印象的。
寺内は2月末~3月中旬には桜桃、寒緋桜、白木蓮、3月末~4月上旬にはソメイヨシノと枝垂れ桜、4月末~10月には睡蓮、6月にはあじさいと花々を楽しめます。