城下町小田原にある明治26年(1893年)創業の老舗料亭。現在の主屋は1926年、関東大震災後に松、檜、ケヤキなどの良材を贅沢に使って、随所に和風の粋を凝らして建てた質の高い建築。
木造2階建で、正面中央に唐破風玄関を設け、比翼入母屋造風屋根とするなど、楼閣風の趣があり、国登録有形文化財に指定されています。店内の天井も歴史的な造りになっていて、歴史の重みを感じさせます。
一階は食堂でテーブル席、二階は個室もある座敷となっていて懐石料理を楽しめます。元網元で相模湾でとれた朝獲れの鮮魚を、刺身や煮付などで味わえます。特注のごま油100%で揚げた天ぷら、香ばしい香りの天丼も人気です。