標高580mの火山で、天城山側火山の一つ。すり鉢を伏せたようなならだかな山容。全山草に覆われ、頂上には直径300メートル・深さ70メートルの火山が開いています。単成火山という噴火様式の典型例として国の天然記念物に指定されています。
山麓から観光登山リフトが運行され山頂へは約5分、山頂から大島を始とする伊豆七島、富士山、箱根、天城の山々がパノラマのように見渡せます。登山道により山腹が荒れ一部崩落の恐れがあるため、現在は徒歩での登頂は禁止されています。
山麓には「伊豆シャボテン公園」や、「さくらの里」のみどころがあり、毎年2月の第2日曜には全山草に覆われた「大室山」に火を放ち、山をまるごと焼きつくす、名物の豪快な山焼行事が行なわれます。