伊東市街の南約6kmにある火口湖。周囲はわずか4キロメートルのひょうたん型の景観の美しい湖です。湖水の少ない伊豆半島で最大の湖で、天城の山々を湖面に映す風光から「伊豆の瞳」の愛称で親しまれる観光地です。日本百景に選定されています。
周遊歩道が整備され、ぐるっと、一周一時間半ほどで周れます。豊な自然の中に、四季折々の表情を感じることができ、一年をとおして、どの季節に訪れても気持ちの良い散策を楽しむことができます。
湖畔にはソメイヨシノほか250本の桜が植えられております。秋には、もみじやケヤキ、ウルシなど湖面に映える紅葉を楽しめます。また鯉やヘラブナ、ブラックバス、ブルーギルなどの魚が放流され、釣りやボート遊びの人たちで賑わいます。
風向明媚なこの湖は、昭和初期に歌人、与謝野鉄幹・晶子夫妻が当地を訪れて数多くの短歌を残しました。ボートの浮かぶ湖の南側湖畔に、二人の詠んだ歌碑が建立されています。