小松楼は大正から昭和20年代頃まで、芸者を抱える大きな置き屋で、2階が座敷となっており、小料理屋も兼ねてお客を迎えていました。
建物内には、当時の芸妓の日常生活を彷彿とさせるような、姿見や化粧道具、太鼓など踊りの道具類、当時の写真なども展示されています。
新居では関所が廃止され大正時代以降、関所のあった旧東海道の南側に歓楽街が広がり、多い時で60人から80人の芸者がいたと言われています。小松楼は大正から昭和20年代頃まで芸者置屋及び小料理屋を営みました。
建物は明治末期以前のものを現在の地へ移築し、その後数回の増改築を行っています。2階は座敷となっており、独特の間取りやべんがら色の壁など当時の面影を残しています。