(あらいしゅく はたごきのくにや)
1703年(元禄16年)に開業した徳川御三家の一つ、紀州藩の御用宿となった旅籠。建物を改築し、現在は当時の東海道や旅籠屋文化の関連資料、新居宿の遺品などを集めた『紀伊国屋資料館』となっています。
新居関所は、江戸幕府が全国に設けた53ヶ所の関所の中で、幕府直轄として100年間、最高の警備体制が敷かれていた関所。その西側には当時20数軒の旅籠(現在の旅館)が軒を連ねました。
紀伊国の建物は、ロープを引っ張っての開閉天窓や、水琴窟など、江戸時代の文化、風情を今も残しています。