明治時代に建築された民家を利用した建物で、「海野光弘版画記念館」と民俗資料などを紹介する「島田市民俗資料館」の2つから成ります。
本館と分館を結ぶ約300メートルの街道は江戸時代の川越しの面影を残す貴重な国指定の交通史跡「島田宿大井川川越遺跡」です。
海野光弘版画記念館
静岡市に生まれ、スイス美術賞展優秀賞を受賞するなど版画家として第一線の活躍をしながら、39歳の若さで急逝した海野光弘の作品を展示する記念館。
日本各地を歩き、人々と対話をしながら制作された作品には、日本の風土の中で逞しく生きる人々が描かれています。黒をバックグラウンドに色を重ねる独自の陰刻法が特徴で、見る者の心に不思議な懐かしさを感じさせます。