石材業で栄えた、土屋家の旧宅を利用した資料館。家紋入りの台所用品や家具、美術工芸品をはじめ、地場産業である石材業・漁業関係の史料を展示しています。
また真鶴に訪れた多くの文学者達の詩歌・俳句・小説などの作品を企画展として随時開催しています。
真鶴は徳川家康の江戸入城後、1604年(慶長9年)から始まった江戸城の修築工事に大量の石材を供給し、全国的に知られるようになりました。
館内に展示される書額(犬養毅・徳富蘇峰)、香炉(富本憲吉)、菓子鉢(北大路魯山人)、掛軸(横山大観) などの貴重な美術工芸品の数々は当時の様子を偲ばせます。
また、漁業や石材業に用いられた道具等は、機械化が進む現在にあっては非常に貴重なもので、これらも真鶴の歴史を物語っています。