裾野市中央公園にある高さ約13mの滝で、約1万年前の新富士火山三島溶岩流の末端に形成されました。黄瀬川の清流が富士の基底溶岩の断層からいくつもの流れとなって落下しています。
5つの竜にたとえて五竜と呼んでおり、黄瀬川本流の3本が雄滝で、雪解け・富士見・月見と名づけられ、東側の支流2本は雌滝で、銚子(ちょうし)・狭衣(さごろも)と名づけられています。
下流には高さ63mの吊り橋や太鼓橋が架かり、橋からの滝の眺めは絶景です。歌人・若山牧水も、度々この地を訪れて歌を詠んでおり、園内には歌碑も建てられています。県指定天然記念物になっています。