富士山の雪解け水が80年の歳月をかけ濾過し、湧水となって泉を作っています。8か所の湧水池は国の天然記念物に指定されています。
800年-802年(延暦19年-21年)の富士山延暦噴火により、富士山の東にあった宇津湖が山中湖と忍野湖に分断されました。後に忍野湖の水が枯れ、乾き盆地になり、湧水口が池(泉)として残りました。
昔、湖だったこの場所に、今なお湧き続ける美しい水は昭和60年に名水百選に選定されています。八海のうち最も湧水量が多い「湧池」は地底の溶岩が見通せるほど清澄。
その神秘的な自然景観や現象から、観光客も多く、富士山周辺でも人気のスポットとなっています。