富士山の最高峰であり、日本の最高標高地点3776m。八神峰の1つ。
「日本最高峰富士山剣ヶ峰」と書かれた石碑が建てられていて、混雑期はこの場所で写真を撮るために順番待ちができることもあります。
この剣ヶ峰から西方向に大沢崩れが形成されており、下流では潤井川となって駿河湾へと注いでいます。
剣ヶ峰付近には富士山特別地域気象観測所が設置されているほか、山口誓子の句碑「下界まで断崖富士の壁に立つ」が置かれています。
剣ヶ峰に行くには、各登山道頂上からさらに歩く必要があり、お鉢巡りコースで数十分かかります。
お鉢巡りとは、火口の周りを一周することで、一周するのに標準で約1時間30分かかります。お鉢巡りルートの大半は傾斜が緩いのですが、標高が3700m以上であるため空気が薄く、高山病にかかりいやすいので深呼吸を怠らないなど注意が必要です。お鉢巡りは、時計回りに1周するのが本来の習わしとされています。