長島ダムの建設に伴い、大井川鉄道井川線「南アルプスあぷとライン」の『長島ダム駅』と『アプトいちしろ駅』の区間、約1.4kmに誕生した日本で唯一のアプト式鉄道。
アプト式鉄道とは、スイスで生まれた、歯車を使って急坂を登る特殊鉄道で、2本の線路の間に歯車用のレールを付けたもので、急な坂を専用機関車を連結し力強く登って行きます。
これによって井川線は1000分の90(1000メートル進む間に90メートルの高さを登る)という日本一の急勾配鉄道となりました。
坂の下側にアプト式機関車を連結し、アプトいちしろ駅から長島ダム駅へ上る時は先頭車両の制御車で運転し、下る時はアプト機関車で運転します。