明治20年創業の伝統ある、日本情緒溢れる純和風旅館「西伊豆三津浜・湯の花温泉 安田屋旅館」。国の登録有形文化財に指定された、駿河湾の上にうかぶ富士山の絶景を眺望できる宿です。昭和22年、太宰治が名作『斜陽』を執筆した宿としても有名です。
客室は数奇屋風の和室15室。露天風呂付客室もあり、富士山、海を眺めながら温泉を楽しめます。太宰治が泊り執筆した角部屋の客室「松の弐番」は、今もそのまま「月見草」の名で使われています。
大浴場の内風呂2ケ所、露天風呂2ケ所はすべて三津湯の花温泉。露天風呂は春は桃と桜のピンクと新緑の、季節に応じて色彩が変わる庭がある露天風呂、お地蔵が見守る野趣あふれる石の露天風呂で、
内湯は天井が高く広々としたヒノキの内湯、2Fにあり窓からは富士山と海が眺められる石造りの内湯があります。温泉は単純アルカリ泉で神経痛、関節痛に効果があります。貸切風呂も有料で利用できます。
夕食は至近の地元漁港直送の新鮮魚介が満載。伊勢海老会席や、鯛のしゃぶしゃぶ会席、新鮮な地魚を豪快に舟盛りにした大漁舟盛り会席、その日水揚げされた魚を刺身、焼き物、煮魚で味わう地魚磯会席料理。部屋出しなので、ゆっくりと食事を堪能できます。
ロビーには冬に炭が入る囲炉裏、客室棟から大浴場へと通じる中庭沿いの渡り廊下には竹林やホタルの池を見ることができ、太宰治をはじめ沢山の伊豆にちなんだ方の書物が閲覧できる伊豆文庫もあります。