柿田川上流にあり、富士山の伏流水が一日に100万トン、こんこんと湧き出ている東洋一といわれる泉。豊富な水量に加え、季節を問わず15℃前後の一定した水温、清流で知られ水質も大変よく、その流域に豊かな自然環境をつくり、貴重な生態系をつくりだしています。
「名水百選」「二一世紀に残したい日本の自然百選」に認定、さらに国の天然記念物(地質鉱物)に指定されています。また、日本の秘境100選にも選定されています。
誕生は約8500年前、富士山の爆発で大量に噴出した三島溶岩流層とその下の火山表層の性質により、この地方に降った雨や雪は地下水となって流下し、三島市や柿田川の地表に湧き出ています。その中でも最大のものが柿田川湧水群です。
「柿田川」はほぼ全量が先端部から湧き出る大量の地下水。水が地下から突然湧き出してそのまま河川となっています。長良川・四万十川とともに日本三大清流にも数えられています。
付近一帯は「柿田川公園」として整備され、都会のオアシスとして親しまれています。遊歩道があり、40分ほどで公園を一周できます。
園内の第1・第2展望台からは、年中変わることなく水底からボコボコと水が湧き出る「わき間」を見ることができ、湧水広場では実際に水に足を入れて湧き水の冷たさを体験できます。