(らくじゅかん)
日本庭園「楽寿園」中央にある、小松宮彰仁親王の別邸として建てられた、明治期建築の京間風高床式数寄屋造りの建物です。「楽寿の間」には、ふすま、格天井、杉板戸などに210面もの装飾絵画が、野口幽谷ら明治20年代の日本画の第一人者たちによって描かれています。
主室はふすま絵「千羽千鳥図」、80面の花の天井絵が描かれ、重々しく威圧感ある部屋のしつらえとなっています。回廊から見える小浜池や雑木林を生かした庭園は、素晴らしい眺めです。時間指定で1日6回一般公開を行っています。