須崎半島の東南端にある岬で、水仙の群生地として知られています。突端には白亜の灯台「爪木埼灯台」が立ち、灯台の南側では俵磯[たわらいそ]と呼ばれる柱状節理の断崖など見事な海岸風景を見られます。
俵磯は伊豆地域が海底火山だった頃の火山活動で、地下のマグマが地層の隙間に入り込んで冷え固まったもので、静岡県の指定文化財となっています。
また、一帯は海浜植物に覆われ、夏はハマユウ、晩秋にはツワブキなどが咲きます。遊歩道が整備され、自然を楽しみながら散策することができます。
12月下旬から1月にかけて300万本の野水仙の大群落が開花し、白い可憐な花々が咲き誇ります。開花に合わせて12月20日から1月31日にかけて水仙まつりが開かれます。夏季は海水浴で、冬季は観光客で賑わいます。