たまごふわふわ

ふんわりとした食感がたまらない江戸時代の料理

袋井宿たまごふわふわは、袋井市内で販売されているご当地卵料理。材料はたまごとだし汁だけで、口にした途端、ふわっと消える、風味豊かな泡のようなふんわりとした不思議な食感が楽しめます。

奇妙な名前ですが、れっきとした江戸時代の名物料理です。東海道五十三次のちょうどまん中に位置する袋井宿の大田脇本陣で、宿泊客の朝食の膳に出されたとされています。

日本最古の玉子料理で将軍家の饗応料理の献立の一品でもありました。江戸時代、全国各地で食されていた人気料理でしたが、将軍家や豪商などしか食さない高級料理でした。

弥次喜多の「東海道中膝栗毛」にも登場し、新撰組の近藤勇の好物であったとも言われています。数百年の時を経て、袋井市観光協会が市内の飲食店主の協力のもと当時の文献をもとに再現して復活しました。

昔の味を再現したものが市内の飲食店で食べられます。また、創作部門として、お菓子やアイス、ラーメンなど、様々な種類の「たまごふわふわ」が開発されています。

作り方ですが、材料は出汁とたまごだけ。だしはカツオ、昆布、鶏ガラなど、店によって異なり、卵は、鶏にナツメグやタイム、レッドペッパーなどハーブ飼料を与えて育てた「ハーブ玉子」を多くの店が使用しています。

出汁をはった土鍋を火にかけ、沸騰したらよく泡立てた卵を一気に流し込み、蓋をして蒸らします。出来上がったものをだし汁ごと器によそい、飾り付けとして胡椒や青のりを振ります。「ふわっ」と仕上がれば完成です。

Information

所在地
静岡県袋井市
エリア
掛川
カテゴリ
グルメ 名物
関連項目
B級グルメ 袋井宿たまごふわふわ 袋井市

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エリア

観光