庭園と日本の縄文時代から江戸時代にかけての土器や陶磁器を中心に展示している高原の美術館。
日本の中世陶磁器に焦点を置き、縄文時代から江戸時代までの日本の古陶磁、常滑焼・瀬戸焼・越前焼・信楽焼・丹波焼・備前焼などの「六古窯」を中心に、渥美焼・珠洲焼などの代表的な窯の特色を表した作品が常設展示されています。
縄文火焔土器をはじめ重要文化財の埴輪男子像・鎌倉時代の瀬戸や備前の壷・桃山時代の茶陶・江戸時代の古伊万里鍋島など優品が多数あります。
敷地内に広がる苔庭、竹庭、萩の道では四季の日本庭園と合わせて鑑賞できます。苔庭は、日本各地から集められた約130種類の苔があり、そこに約200本のモミジが植えられています。
秋頃にはオレンジ、黄色、深紅に染まる庭園の紅葉は圧巻で、苔庭とのコントラストも美しく、箱根で一番の紅葉の名所と言われます。庭園の茶室「真和亭」では自然農法の抹茶と月替わりの上生菓子を楽しみながら、ゆっくりと紅葉を観賞できます。
石楽園は、巨岩による石組みと渓流を中心とする庭園で、明星岳を中心とする箱根連山を眺めることができます。土日祝日及び11月のみ特別に公開しています。